総文字数287文字!般若心経の掛け軸を書きました(インテリア書)

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ご依頼を頂き、仏間に飾るための般若心経の掛け軸を作成しました!

 

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般若心経とは

般若心経とは、大乗仏教の思想を説いた経典のことを言います。全部で276文字というお経としてはとても短いのですが、大乗仏教の心髄が説かれているとされています。

趣味やお稽古、集中力アップのためにと、般若心経をなぞり書きする「写経」を行う方も多いようです。

「写経」は、基本的には机の上で小さめのお手本をうつしながら書くものですが、今回は「掛け軸がほしい」ということでしたので、大きな紙を床に敷いて、ぶっつけ本番で書いちゃいます!

 

書いてみてわかった…般若心経の大変さ

般若心経用のマス目が区切られた下敷きを使い、右から書いてみたり、左から書いてみたりと試行錯誤。

中でも、一番苦労したのは「にじみ」でした。

いつもの作品の感覚で筆に墨をつけると、文字が小さいゆえにものすごく滲んでしまい、書き終えた時に「一箇所だけめちゃくちゃ太い!」ということになってしまうんです。(上の写真も、右上の「摩」だけ字が太くなってしまっています)

そのため筆に墨をつけた後は、一度別の紙の上で筆をならして墨の量を確認しながら書いていきました。

 

また、筆を選ぶのも難しい作業でした。柔らかい筆だと字が細くなりすぎて迫力がなくなってしまい、かといって硬い筆で太めの字を書こうとすると枠に入りきらなかったり、字がつぶれてしまったりします。

何枚も書いていく中で、ちょうどいい筆と力加減を知ることがとても重要でした。

 

しかも276文字(日付を名前とを入れたら287文字)という、お経では短くとも書くには長すぎる文字数。1枚書き上げるのに大体2~3時間かかる上、めちゃくちゃ神経を使うので疲れて1日1枚までしか書けないという、体力的にも精神的にもかなり大変な作業でした…!!これはみんな集中力アップのために写経するわ…

 

ついに完成!掛け軸にするために書道用品店へ

完璧主義の私。とにかく全ての文字が納得できる仕上がりになるよう、ひたすら書き続けました。

そして約1ヶ月後、なんとか書き上げたのがこちら!!!

 

長かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名前と印を入れることで全体がかなり引き締まりました!やったー!

 

さて、書きあがったところで、掛け軸にするために書道用品店に出しに行きます。

掛け軸にも色々種類があるのですが、今回は一般的かつリーズナブルな「丸表装」という表装様式で、生地は「貴船緞子(きふねどんす)」という種類のものにしてみました。

生地の色は特に指定がなかったので、お店の方に作品を見てもらいちょうどいい色を見繕っていただくことにしました。

 

そして待つこと2週間、届いたのがこちら!

 

しわしわだった紙もピンと張り、とても厳かな雰囲気に仕上がりました!自分の作品なのに触るのが億劫になるほどの、凛とした力強さ。掛け軸にするだけでこんなにも違った雰囲気になるんですね・・・

また掛け軸にするのに2週間〜1ヶ月程度かかることもわかったので、もし同じような掛け軸や額に入れた作品を書いてほしいな〜と思っている方はどうかお早めに!ご連絡を!よろしくお願いいたします!!

 

完成した掛け軸をご依頼人のお宅へ

完成した掛け軸は、実際にご依頼人のお宅に伺い直接お渡ししました。

飾った後、ご依頼人宅のおばあさま(97歳!)が静かに般若心経を読み上げていたのですが、その時文字が浮き上がって見え、自然と吸い寄せられていくような感覚になりました。いやマジで。

般若心経は人に読まれて初めて完成するのかな、なんて考えながら静かにその声に聞き入っていました。

 

そして帰り際、なんとお土産にキジの剥製をいただきました!!!!!

昔車で轢いてしまったらしく、せっかくなので剥製にして仏間に飾っていたそうなんですが(そんなことある????)今回般若心経の掛け軸を飾るにあたっていらなくなってしまったそうです。

和室に飾ろうと思います。

 

とても大変な作品でしたがものすごく経験値がもらえた気がします。また大きな作品もどんどん書いていきたいな〜〜

ご依頼いただき本当にありがとうございました!

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